【サイコブレイク レビュー】難しさが怖さの足を引っ張っている

【サイコブレイク レビュー】難しさが怖さの足を引っ張っている

今回レビューするのはPS4の「サイコブレイク」というゲームでござる。

グログロで血みどろのサバイバルホラーでござるよ。

「サイコブレイク」の基本情報

タイトル(商品名):サイコブレイク(PSYCHO BREAK)
機種:PlayStation4
ジャンル:サバイバルホラー
メーカー:ベセスダ・ソフトワークス
価格:7,884円

 

サバイバルホラー(「バイオハザード」シリーズ)の生みの親と言われる三上真司氏が、世界に向けて作ったサバイバルホラーゲーム。

サバイバルホラーとは、ホラーゲームに「戦って生き残る」という要素を付け足したようなゲームのこと。

それ以前はホラーゲームと言えば、サウンドノベルのような形が多かったが、サバイバルホラーの誕生によってゲーム性を持ったホラーゲームが生まれるようになったのだ。

ただ、現在では一般的なTPS(FPS)でもゾンビが敵として出てくるゲームもあり、サバイバルホラーなのか、普通のシューターなのかの境界があいまいになりつつある。


奇妙で不気味でグロテクスな世界が延々続く

 

さて本作は、とある精神病院で起きた事件の捜査に訪れたセバスチャン刑事が、奇妙な世界に入り込み、仲間と共に脱出を目指す、というゲームになっている。

現実ではあり得ないようなゾンビが溢れる血みどろの世界…。

これは現実なのか、セバスチャンの妄想なのか?

序盤は唐突すぎる展開に訳が分からないだろう(拙者はクリアしていないので未だに分からない)。

 

ゲームシステムは一般的なTPS(3人称シューター)に近く、ゾンビなどの襲い来る敵を武器で攻撃したり、時には逃げてやり過ごしながら進んでいく。

セバスチャンはハンドガンやショットガンなどの一般的な武器の他、「アグニ」と呼ばれるクロスボウを使う。

このアグニで撃てる矢には色んな種類があり、種類によっては普通に攻撃するだけでなく特殊効果も付与される(爆発したり、目くらまし効果があったりなど)。

これらは作り方を覚えると、トラップの素材を材料としてプレイヤー自身が作る矢を選ぶことができ、時と場合によって材料が少なくても作れる弱い矢を沢山作るか、効果の高い強い矢を少数作るかが異なってくる。

ゲーム中、武器全般の弾丸数は非常にシビアで、いかに少ない弾数で敵の数を減らすかが重要になっている。

 


マッチで燃やさないとゾンビは復活することがある

 

しかも本作のゾンビは一度倒しても復活することがある!

完全に倒すには倒した後にマッチで燃やす必要があるのだが、このマッチもまた数が少ない。

「サイコブレイク」の評価・感想

ゲーム状況
プレイ時間:10時間
クリア:未
バージョン:1.08
導入DLC:なし

 

現在チャプター7をクリアしたところ。

クリアしてからレビューと思っていたが、チャプター15まであることを知り愕然。

難しいし心が折れそう…。

DLCは3つあり、それぞれ追加エピソードが遊べるようだ。

今はレターボックスを無効にできる


レターボックスを非表示にすると視野が広がる

 

発売当初批判の的でもあったレターボックス(画面の上下の黒い帯)。

現在では修正され、プレイヤーが操作する時には帯を非表示にすることができるようになっている。

気になる人は最初に、OPTIONSのGRAPHICSでレターボックスを無効にしておこう。

 

また、一番下の難易度も以前より簡単になったらしいので、もし発売当初の批判を受けて購入をためらっているのであれば、結構改善されていることは伝えておきたい。

難しさが怖さをかき消している


おっかない敵も死にまくると見慣れてしまう…

 

拙者がホラーゲームに慣れていないせいもあるかもしれないが、このゲームの序盤はめちゃめちゃ恐かった。

そりゃあもう進むのもためらうほどに。

一歩一歩全方向を確認しながら進みたいくらいだった。

 

しかし、チャプター4くらいからだろうか?

徐々にゲームが難しくなり、何度も殺されるようになった。

すると感覚がマヒしてきて、恐怖よりも「ここをどうやって抜ければいいんだ?」「どうやって倒すんだ?」みたいなことばかりを考えるようになった。

こうなると、もう単なるTPSとかパズル、アクションの類だ。

 

このゲームはとにかく死にまくる。

最初に殺されるシーンは確かにグロくて怖い。

しかし、人間は何度も同じシーンを見るとどうしても慣れてしまう。

それがどんなに衝撃的なシーンでも。

 

あと、全然怖くない一撃死はテンポが悪くなるだけだと思った。

特に、爆弾トラップ解除の時計を止めるやつは勘弁して欲しかった…(あれで何度無駄に死んだことか…)。

もしホラー要素を強くするのであれば、プレイヤーを瀕死にしても殺さず、ジワジワと体力を削っていくような形の方が良いのかもしれない。

サバイバル要素はもっと評価されていいと思う


持てる弾はかなり少なく、頭を使わないと弾切れになることもあるが、それでも何とかなったりもする

 

本作は上でも書いた通り、サバイバルホラーというジャンルでも、「ホラー」より「サバイバル」の方に重点が置かれた作品と言える。

ホラーを期待して購入した人は肩透かしを食う可能性があるが、弾薬など物が少ない中でゾンビとやり合うサバイバル要素の方に目を向けてみると、本作は非常にバランスが良い。

 

「あー、もう弾がない!詰んだ!!」

そう思っても、意外なところに突破口があったりするのである(注:チャプター7までの話)。

 

例えば、弾が無くても周りにビンや斧は落ちていないか?

倒したゾンビの近くにもう1匹のゾンビがいればマッチで2匹同時に燃やすこともできるし、最悪ボルトで目くらまししてスニークキルを狙うなんてこともできる。

なんだかんだで無理だと思ったところも突破できてしまうのである。

このギリギリのバランスはもっと評価されても良い部分だと思う。

総評

ネットでは悪評の方が目立つ「サイコブレイク」。

まぁ拙者もクリアしていないのだが、言うほど悪くない作品だと思う。

ちょっとストーリーについては判断できないが、光る部分は確実にある。

 

得点:67/100

グロ耐性があり(拙者はむしろこちらが苦手だった)、極限のサバイバルゲームを探している人にはうってつけのソフトなのではないでござろうか?

拙者も折れた心が癒されたら、再びクリアに向けて挑戦したい。

追記:三上氏の原点「バイオハザード」のレビューも書いてみた。

 

⇒ 「サイコブレイク」をPS Storeで見てみる

サイコブレイク – PS4

下は拙者の心をへし折ったチャプター7のボス戦でござる。

(注:多少グロシーン、ネタバレあり)

10回以上挑戦し、ようやく…。

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