【真・三國無双7 Empires レビュー】キャラがアイコンすぎるし戦略もいらない…

【真・三國無双7 Empires レビュー】キャラがアイコンすぎるし戦略もいらない…

今回レビューするのはPS4の「真・三國無双7 Empires」というゲームでござる。

以前レビューした「真・三國無双7with猛将伝」に戦略SLG要素を足したゲームでござるな。

「真・三國無双7 Empires」の基本情報

タイトル(商品名):真・三國無双7 Empires(しん・さんごくむそう7 えんぱいあーず)
機種:PlayStation4
ジャンル:タクティカルアクション
メーカー:コーエーテクモ
価格:7,344円

 

Empireシリーズは「真・三國無双」「戦国無双」シリーズでお馴染みの外伝作品。

無双のアクション要素に、「三國志」「信長の野望」シリーズでお馴染みの戦略シミュレーション要素をプラスしたまさにコーエーテクモの良いとこ取りの作品である。

真・三國無双シリーズでは、2004年にPS2で発売された「真・三國無双3 Empires」より続くシリーズとなっている。

 

ゲームのメインとなるのは争覇モード

争覇モードでは、まず内政や外交で国力をつけたり武将を引き入れたりしていき(SLGパート)、いざ合戦となると無双シリーズお馴染みの合戦となる流れ。

合戦を重ねて他国を侵略していき、中華統一を成し遂げればゲームクリアだ。


本作のメインと言っても良いほど充実しているエディットモード

 

本作ではエディット武将、エディット軍団など、自分で作ったキャラクターや軍団を「真・三國無双」の世界に取り込むことができ、真・三國無双のキャラ・エディットキャラどちらでも使用キャラとして中華統一を進めることができる。

また、オンラインに繋いでいれば、他の人が作ったキャラ・軍団が争覇モードに登場し、様々な形でプレイヤーの勢力と関わることになる。


こんな微笑ましいシーンが発売当初はホラーに…

 

SLGパートでは仲間となった武将との友好度を高めることができ、異性キャラなら婚姻したり、子作りしたりといったことも可能。

しかし、発売当初はこの告白シーンなどでエディットした女性キャラの顔面が崩壊するという、プレイヤーに精神的ダメージを与えることを狙ったとしか思えないバグがあり、これがゲームの評価を大きく落とす一因にもなっていた。

現在は修正済みなので、拙者は顔面崩壊バグには出会っておらず、今回のレビューではあくまで「現在の状態」をレビューさせてもらう。

「真・三國無双7 Empires」の評価・感想

ゲーム状況
プレイ時間:10時間
クリア:済
バージョン:1.13
導入DLC:なし

 

争覇モード「黄巾の乱」「英雄集結」クリア。

エディットは武将のみやってみた。

オンラインは人がいなかったため、未プレイ。

 

DLCは居城の背景を変えるものやエディット武将の追加素材、追加シナリオなどが用意されている。

追加シナリオの一部、居城の背景は一部無料もあり。

戦略シミュレーション+無双のはずが…


SLGパートは適当にしててもクリアできる

 

本作は「真・三國無双7with猛将伝」に戦略SLG要素を足したゲームである。

ということは「真・三國無双7with猛将伝」よりボリュームアップしていると普通は思うことだろう。

しかし、実際にプレイしてみるとむしろボリュームは減っており、やれることは少ない。

 

実質的に遊べるモードは争覇モードとフリーモードのみしかない。

「真・三國無双7with猛将伝」はレビューを見てもらえば分かるが、様々なモードを搭載しており、無双をお腹いっぱい楽しめる作りになっている。

実際やることは無双アクションなので、飽きることは飽きるのだが、それでも色んな楽しみ方をモードとして搭載している点は評価できるだろう。

 

しかし、本作でできることと言えば、国盗り無双+オリジナル武将などのエディットのみである。

武将のエディットはあくまで国盗りのおまけ(というか準備のようなもの)と考えれば、やれることは極端に少なく感じるだろう。

三国志のキャラなのに…


唯一、兵站ラインや秘計などの戦闘の要素は結構良かったと思う

 

ただ、やれることは少なくなっていても、メインの争覇モードが充実していれば特に問題はない。

しかし、その争覇モードにも数々の問題が…。

 

まず第一の問題が、「真・三國無双7with猛将伝」と比べて明らかにキャラクターの個性がない、ということ。

キャラクターの個性と言えば、ビジュアル、声、アクションの違いくらいだ。

例えばプレイヤーキャラが董卓の場合、悪行的なコマンドしか選択できないとか、SLGパートにもキャラクターの個性が欲しかった。

これでは結局誰を使っても同じ政治しかできないし、面白くもない。

(エディット武将も性格に応じて使えるコマンドを制限した方がロールプレイが捗るはずだ)

 

そして、第2の問題として、SLGパートがあまり意味を持たないということ。

明らかにプレイヤーが弱小勢力であっても、アクションでごり押しせば巨大な勢力にも簡単に勝ててしまう。(難易度:普通の場合。それ以上はわからん。)

そのため、「襲撃」コマンドなど一部のコマンドはほとんど意味のないものになってしまっている。

もう少しSLGパートの重要性を上げないとこれじゃせっかくの国盗り要素の意味がない。

クリアしても達成感がない


どの勢力と戦っても出てくる武将が違うだけっていうのも…

 

本作にはいくつかのシナリオが用意されているが、勢力が変わるのとちょっとしたイベントが挟まるだけで、ほとんどどのシナリオを選んでも大きな違いがない。

結果として、1,2回どれらのシナリオをクリアすればもうそれ以上やる気にならなくなってしまう…。

エンディングにも大きな感動はなく、淡々と終わっていくし。

 

エディットに注力しすぎた結果なのか、自由度を上げるためなのか、結局「三国志」でなくても成立するような当たり障りないものに仕上がってしまっている。

総評

国盗り要素のある無双と聞くとワクワクするかもしれないが、どちらの要素も中途半端になってしまい、1+1=-1くらいになってしまった作品。

本作の中ではキャラクターエディットで自分だけのコーエーっぽいキャラ・軍団を作れるのが、一番のセールスポイントかもしれない。

 

得点:21/100

現時点ではバグっぽいバグはみられなかったので、かろうじて21点。

これを買うくらいなら「真・三國無双7with猛将伝」をオススメするでござる。

 

↓は在野で始めたオリキャラが貂蝉と2人だけで国を旗揚げする戦いである(音声なし)。

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