【バイオハザード アンブレラコア レビュー】全ての要素があべこべで残念な出来に…

【バイオハザード アンブレラコア レビュー】全ての要素があべこべで残念な出来に…

今回レビューするのはPS4の「バイオハザード アンブレラコア」というゲームでござる。

バイオハザード」とはいうものの、サバイバルホラーではなく、完全な対戦TPSでござるよ。

「バイオハザード アンブレラコア」の基本情報

タイトル(商品名):バイオハザード アンブレラコア
機種:PlayStation4
ジャンル:TPS
メーカー: 対戦型シューティング
価格:3,990円

 

「バイオハザード」の4~6はTPSとしての色が濃いものとなっていたが、それを突き詰め、対戦シューターとしたのが本作「バイオハザード アンブレラコア」である。

本作は対戦型のTPS作品となっており、ホラー要素はほとんどない。

ゾンビや歴代シリーズに登場したマップなどは登場するものの、ストーリーもほぼなく、外伝作品(もしくはお祭り作品)と呼んでいいだろう。

ゾンビが徘徊する施設や街で人間が敵味方に分かれてドンパチする、という訳が分からない内容になっている。

2017年3月現在、フリープレイで提供中!

 

本作のメインとなるのはネット対戦。

3vs3のチーム戦では、1人1回やられたら終了というシビアなワンライフマッチと、対戦ルールがラウンドの度に異なるマルチミッションの2種類。

マルチミッションでは対戦シューターでお馴染みの「ドミネーション」など8種類のルールから毎回ランダムで選ばれるようになっている。


チーム戦では最初に簡単な作戦打ち合わせができる

 

個人戦は最大4人までが参加できるバトルロイヤル「4 Survivor」

こちらはそれぞれのプレイヤーがハンドガンしか持たない状態でスタートし、長時間生き残ることでポイントが加算されていく、というルール。

ポイントは倒されるとその場に落とすため、他のプレイヤーに奪われることもある。

インクリボンを拾ってタイプライターでポイントをセーブすれば、倒されてもポイントを落とさずに済むようになっている。


「4 Survivor」ではハンドガンと近接攻撃のみでゾンビと他プレイヤーに立ち向かう

 

武器は本編でも登場したハンドガン、ショットガン、サブマシンガンなどの銃器が登場する他、「ゾンビパイル」と呼ばれる近接用武器も登場。

ゾンビパイルは普通の近接攻撃よりも隙が大きいものの、攻撃が当たればほぼ即死で、熱をチャージすることで敵のカウンターを無効化して一方的に倒すこともできる強力な武器となっている。

また武器であるだけでなく、高いところを登ったりするのにも使える便利道具。

 

あくまで対戦メインだが、一応1人用モードもついており、こちらは1人で多数のゾンビがいる地帯でミッションを行うという内容になっている。

後半はかなり難しい。

「バイオハザード アンブレラコア」の評価・感想

ゲーム状況
プレイ時間:4時間
クリア:未
バージョン:1.06
導入DLC:なし

 

オンライン対戦&1人用モードを少々。

DLCは様々な武器や装備が追加されるというもの。

ハマリそうなら購入してもいいかもしれないが…。

オン対戦には様々な問題が見える…


武器やカスタマイズ要素が少ないのもネックの1つ

 

対戦型シューターについてめちゃめちゃ詳しい訳でも上手い訳でもないが、そんな拙者でもこのゲームの課題はすぐに分かった。

ここではオンライン対戦で感じた、いくつかの問題点を挙げてみる。

マップが狭い

まず、マップがあり得ないくらいに狭い。

これは1戦を短時間で終わらすためかもしれないが、マップが狭いことで敵の目の前でリスボーン→またすぐやられる、といったことが頻発する。

また、マップが狭いことに伴って近接攻撃が強くなっており、銃を乱射していてもゾンビパイルが一方的に勝ったりすることも多い。

シューターとは一体…。

カバーアクションが意味を持たない

壁や障害物がある場合、×を押すとそこに隠れ、隠れたまま銃を撃ったりするカバーアクションが行える。

が、マップが狭いため、カバーアクションをしていると死角から敵にやられやすい。

結果、カバーアクションで様々な銃の撃ち方ができるのだが、これらは使わない全て無駄な要素となっている。

やられた時に敵の位置が丸分かりになる

本作ではやられてからリスボーンするまでの間、全体マップが表示され、全ての敵の位置が丸分かりになる。

そのため、敵がボイスチャットなどをしているチームだった場合、1人でコソコソ行動していても相手チームには筒抜けになるのである。

拙者のようなマップを把握しきれていないプレイヤーばかりならそれほど脅威でもないが、マップを把握し密にコミュニケーションを取るチーム相手には野良で勝ちようがない。

ゾンビやゾンビジャマーが空気すぎる

チーム戦の場合、プレイヤーは最初にゾンビジャマーという装備を背負っている。

これはゾンビに気づかれず襲われないための装備だ。

背後から攻撃を受けるとゾンビジャマーが壊れ、一人だけゾンビに襲われるようになる、というのが本作ならではの特徴的なルール。

しかし、このゾンビジャマーが壊される時には基本的にプレイヤー自身も倒されてしまうことが多いため、ゾンビの出番は非常に少ない。

もう少しプレイヤーの体力を多く設定するなどして、意味を持たせた方が良かったんじゃないだろうか。

1人用モードは面白くない


チュートリアル代わりにしか使えない1人用モード

 

本作は一応オマケ程度に1人用モードも用意されているが、これは正直、全然面白くない。

本家のバイオを意識してか、弾が少ない状態でゾンビ地帯に放り込まれるのだが、これだけゾンビがいては隠れるのも難しいし、近接攻撃で倒そうとしても反撃を受けることが多く、理不尽にしか感じなかった。

(倒しても同じ場所からすぐ復活したりもする)

ストーリーらしいものはあまり惹かれないし、最初の方のステージがチュートリアル代わりになるくらいだろうか…。

今は良いがまた過疎るかと…


今後もあまり盛り上がりが期待できない…

 

ここまで書いた感じで分かると思うが、かなりクソゲーである。

現在はフリープレイで配信されているためそれなりにマッチングするが、フリープレイ前は過疎っていたという話もあり、またすぐに人がいなくなりそうな気がする…。

実際、今でもモードによってはなかなかマッチングしないことも…。

総評

発想はそこまで悪くないように思うが、あまり作り慣れていないジャンルのせいか、要素要素があべこべでコンセプトがはっきりしていない気がする。

カバーアクションを使わせたいのであれば広いマップが必要だし、ゾンビジャマーを有効に作用させたいのならプレイヤーはもっと体力がある設定にするべきだろう。

今回はカプコンの実験作ってところで購入する価値はないと思う…。

 

得点:15/100

今回は厳しい評価だが、和製TPSは数少ないため、カプコンにはめげずに頑張ってほしいでござる…。

 

↓は1人用モードのプレイ動画でござる。

グラだけは綺麗でござるよ!

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