【LIMBO 評価】モノトーンの世界が想像力を掻き立てる!少年の過酷でおぞましい旅

【LIMBO 評価】モノトーンの世界が想像力を掻き立てる!少年の過酷でおぞましい旅

今回紹介するのはPS4の「LIMBO」というインディーズゲームでござる。

非力な少年が数々の困難を乗り越え進む、パズルアクションでござるよ。

「LIMBO」の基本情報

タイトル(商品名):LIMBO(リンボ)
機種:PlayStation4
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:Playdead ApS
価格:1,234円

 

少年を操作し、横スクロールアクションで進むゲーム。

主人公は小さなジャンプ(×ボタン)と物を掴む(□ボタン)ことくらいしかできない非力な少年。

そのためアクション要素より、大きな穴や敵をどうやって回避しながら進むかを考えるパズル要素の強い作品となっている。

 

上の説明だけだと特に目新しくもないゲームなのだが、本作にはいくつか大きな特徴がある。

  • 全編白黒のモノトーンで進行する
  • ステージやイベントなどの区切りがなく、最後までぶっ通しで横スクロールが続く
  • ミスした時の少年が味わう残酷描写
  • 会話などの文字は一切出てこない

これらの演出により「LIMBO」は唯一無二の作品となり、インディーズゲーム愛好家からは高い評価を受ける名作となっている。

 

ちなみに「LIMBO」とは日本語で「辺獄」と訳され、地獄の周辺部を表す言葉らしい。

カトリック教会では洗礼を受けないまま死んだ(つまりカトリック教の幼児が)行きつく場所と考えられている。

ストーリーは少年が妹を探すために「LIMBO」を旅する、とだけ書かれている。

「LIMBO」の評価・感想

ゲーム状況
プレイ時間:5時間
クリア:済
バージョン:1.01
導入DLC:なし

1周クリア。

序盤から最後まで結構難しかった…。

とにかく演出が素晴らしい


全編暗く残酷な演出はお見事

 

本作はパズルアクションの出来も良いが、それ以上に演出に優れたゲームだ。

モノトーンの世界

陰鬱な世界観を表し、プレイヤーの想像力を掻き立てる

ゲームの区切りが無い

休む間もないストイックな世界、厳しい世界を表す

徹底した残酷描写

少年の過酷な運命、残酷な世界観を表す

会話なし説明なし

孤独な少年の旅に優しさ温かさは微塵も存在しない

全てこのLIMBOのおぞましさ、過酷さを表現するのにきっちりハマっている。

 

もし途中で会話イベントがあったり、急にカラーになったりしていたら台無しになっている作品だが、きっちり最後までやり遂げた制作者の勇気は素晴らしいと思う。

こういう振り切れた演出は、万人受けを狙おうとすれば絶対にできないことで、インディーズゲーならではの特権でもある。

 

また、ストーリーは最後まで詳しく説明されないが、「これはどういう事を意味してるんだろう?」とやけに興味をそそられる。

拙者は事前情報なしでプレイしたため「辺獄」という情報が無く、なんとなく「核戦争で滅びた後の世界なのかな?」みたいに思いながらプレイしていたが、そういった妄想を掻き立てる作りになっている。

難易度が高く、最初の頃に詰まるとやる気が無くなるかも


掴める物、掴めない物の違いは分かりにくいので試行錯誤が必要

 

本作は何の説明もなく放り出され、開始数分もしないうちに最初の罠が待ち受けている。

「とある物」を掴めると気づかず、試行錯誤をしない人の場合、いきなりここで詰まり「クソゲー」となってしまう人もいるかもしれない。

またこの他にも、全編に渡って初見殺しが散りばめられており、このゲームは死んでから、「ここをどうやって抜けよう」と考えるのが基本になっている。

リトライはすぐ近くからできるため、繰り返しプレイすること自体にストレスはないと思うが、死んで覚えるゲームが苦手な人には向いていないだろう。

 

また残酷描写が容赦なく、ミスした時に少年がどのように死んだかが(モノトーンではあるが)きっちり描かれる。

モノトーンであるが故に余計に想像を掻き立てられる部分もあり、こういうのが苦手な人にも向いていないだろう。

 

このように万人向けのゲームではなく、どちらかというとコアゲーマー向けの作品と言える。

少年の運命を覚悟しよう


少年を次々に待ち受けるトラップ、敵の数々

 

道中大きくて気持ち悪い蜘蛛に刺されたり、ネズミ獲りの罠にかかって身体が千切れたりなど、様々な酷い目に遭う主人公の少年。

妹を助けたい一心でこのような目に遭いまくる少年に誰もが報われて欲しいと思うはず。

だが、運命とは残酷なものだ。

エンディングについては書かないが、少年の運命を覚悟しよう。

総評

難易度高め&残酷描写ありで、万人受けはしないだろうが評判通りの名作だった。

とにかく、ステージ中にある掴める物・動かせる装置を探してみるといいかも。

 

得点:71/100

ハマれる人は数時間どっぷりハマれるゲームだと思うでござる。

特に「心に闇を抱えている人」向きの作品でござろうな!

 

⇒ 「LIMBO」をPS Storeで見てみる

 

↓は序盤の蜘蛛討伐までの初見プレイ動画でござる。

ゲームレビューカテゴリの最新記事