【HUNTER×HUNTER レビュー】ハンター試験編に見るゴンの異常さとヒソカの雑魚狩り

【HUNTER×HUNTER レビュー】ハンター試験編に見るゴンの異常さとヒソカの雑魚狩り

祝「HUNTER×HUNTER」再開!

という訳で、今回初めてゲームジャンルを飛び出し、漫画のレビューを書いてみようと思う。

拙者はそんなに漫画に詳しい方ではないが、そんな拙者が継続して読んでいる数少ない漫画の1つが「HUNTER×HUNTER」である。

最初に読んだのは確か高校生くらいの時だったはずだが、それ以降ガッツリハマり今に至るまで続きを楽しみにしている。

 

連載途中の漫画でもあるし、これまでの内容をまとめて書こうとしても無理臭いので、今回は第1巻~5巻中盤までに当たる「ハンター試験編」について書いてみたいと思う。

 

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「HUNTER×HUNTER」の基本情報

タイトル(商品名):HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)
作者:冨樫義博
掲載紙:週刊少年ジャンプ
掲載期間:1998年~連載中

 

まずは第1回目ということで、基本的な概要を。

「HUNTER×HUNTER」は「幽々白書」「レベルE」などのヒット作を描いた冨樫義博の漫画。

本作も超人気作となっており、発行部数は歴代漫画20位の6500万部

過去2回アニメ化もされている。

 

ストーリーは主人公、ゴンを中心にハンターの戦いを描くバトル漫画。

週刊少年ジャンプという少年誌での掲載ではあるが、細かい設定や、現実の社会情勢を取り扱った政治的な内容があったり、グロ描写があったりと、若干大人向けの内容になっている。

バトル漫画の割には戦闘描写はそれほど多くなく、むしろそれまでの駆け引きがメインと言える。

 

1~5巻までのハンター試験編では、ゴンが父親を捜すために、ハンター試験を受験し合格するまでを描いている。

第1巻のあらすじ


HUNTER×HUNTER 第1巻より

くじら島という小さな島で育ったゴン=フリークス少年は、ある日動物に襲われているところをカイトというハンターに救われる。

カイトは父親ジンの弟子であり、ジンを探すためにくじら島にやってきたということを知ったゴンは、自分もハンターとなってジンを探すことを決意。

ハンター試験を受験するためにくじら島を出発する。

道中出会ったクラピカ、レオリオと共に様々な試練を乗り越えて試験会場を目指す。

第2巻のあらすじ

HUNTER×HUNTER 第2巻より

第1次試験は試験官についていく、という持久力試験。

しかし、試験の最中、受験生の一人である奇術師ヒソカが他の受験生に牙を剥く。

次々と受験生が殺される中、クラピカとレオリオを助けるためにゴンはヒソカと初対面するになった。

第3巻のあらすじ

HUNTER×HUNTER 第3巻より

第3次試験、ゴン、クラピカ、レオリオ、キルア、トンパの5人はトリックタワーの「多数決の道」を攻略することになる。

長期刑囚との5 vs 5の対決はトンパが敗北、ゴンが勝利し、1勝1敗。

続くクラピカは幻影旅団と名乗る男とデスマッチで対決することに…。

第4巻のあらすじ

HUNTER×HUNTER 第4巻より

第4次試験は受験者同士でナンパープレートを奪い合う試験。

ヒソカが標的になってしまったゴンは、釣竿でヒソカのプレートを奪うために猛特訓。

ヒソカが誰かを狙うチャンスを狙って、ヒソカの尾行を続けるが…。

第5巻のあらすじ


HUNTER×HUNTER 第5巻より

最終試験でハンゾーに気絶させられたゴンが目を覚ますと既にハンター試験は終了していた。

サトツから最終試験の様子を聞いたゴンは、キルアが他の受験生を殺して失格になってしまったこと、ギタラクルの正体がキルアの兄イルミだったこと、キルアがイルミに脅されていたことを知る…。

「HUNTER×HUNTER」ハンター試験編の感想

実はこの頃からゴンはやべー奴

HUNTER×HUNTER 第4巻より

話が進むにつれて「危うい」「狂ってる」などと称されることが多くなる主人公のゴン。

しかし、改めて読んでみて気づいたが、実はこの最初の段階から相当ヤバイ奴だったりする。

上の最終試験の時もそうだが、とにかく命知らずっぷりがハンパない。

 

↓ではハンター試験編内でゴンが命知らずな行動に走ったシーンをまとめてみた。

1、試験会場へ向かう途中、船から投げ出された船員を救うために自分も飛びこむ


HUNTER×HUNTER 第1巻より

 

2、クラピカ、レオリオを助けるために殺人狂ヒソカに一撃食らわせる


HUNTER×HUNTER 第2巻より

 

3、ネテロ会長からボールを奪うために頭が割れそうな頭突きを仕掛ける


HUNTER×HUNTER 第2巻より

 

4、ヘビに噛まれるのを覚悟で死んだバーボンに近づく


HUNTER×HUNTER 第4巻より

 

5、ハンゾーにボコボコにされても「まいった」と言わない


HUNTER×HUNTER 第4巻より

 

ただ、こういう命知らずな行動は、別に漫画的には珍しいことはない。

バトル漫画の主人公なら多かれ少なかれやっているものだ。

しかし、他の漫画と違うのは、こういうクレイジーな行動で得られるリターンが必ずしも多くない or 結構重症を負うことがあるということ。

 

例えば、ネテロとのボール争奪戦は遊びであり、命を賭けるような場面ではない。

しかも実力が違いすぎて、ネテロは右手と左足を使わずに勝負している状況だ。

そんな場面でゴンはためらいもなく、頭が割れてもおかしくない強靭なネテロの腹に頭突きをかまそうとしている。

しかし、その結果ボールが奪えたわけでもなく、ネテロに右手を使わせただけ。

ゴンは右手を使わせたことに満足していたが、これで何かを得られた訳ではないし、まさにゴンのクレイジーさを表すためのエピソードになっている。

 

また、ハンゾー戦では負けを認めないばかりに腕を折られるなど、かなりボコボコにされ、結局腕まで折らている。

このハンゾー戦を皮切りにゴンは今後腕を何度も損傷することになる…。

主人公でこれなのだから、主要なキャラでもあっさり退場することがあり、これが「HUNTER×HUNTER」の「次がどうなるか(誰が死ぬか)分からない」という面白さの1つになっているのは間違いない。

念能力のないバトルでも面白い


HUNTER×HUNTER 第2巻より

ハンター試験編では、その後登場する重要な要素でもある「念能力」について一切語られない。

そのため5巻まではハンターたちは各々武器を持って戦っている。

ゴンは釣竿、レオリオはナイフ、クラピカはヌンチャクっぽい木刀などなど。

そんな中、ヒソカが持つ武器はなんとトランプ!

 

ヒソカは奇術師、変態、簡単に人を殺せる殺人狂などの設定も相まって、「HUNTER×HUNTER」の少しダークな世界観を決定づけたキャラクターと言える。

特に1巻~2巻までのヒソカはかなり不気味だ。

4次試験以後はゴンを気にいったこともあって、段々と不気味が印象が薄れてしまったが。

 

最近は雑魚しか相手しないヒソカ、などとも揶揄されているが、実はハンター試験編でも大コマで出てくるようなキャラは一人も殺していなかったりする。

復讐者は本当にプロハンターなのか?


HUNTER×HUNTER 第3巻より

 

恐らく、ハンター試験編を執筆中はは念能力を出す予定はなかったのだろう。

その証拠として3巻に登場する前年の試験官は、念能力を覚えているとは思えない無駄な曲芸「無限四刀流」を披露している。

もし念能力を覚えていれば、飛んでいる曲刀をキャッチすることに半年もかけるようなヘマしないだろう。

 

でも試験官をするほどのハンターなら裏試験を受けて念能力も覚えているはずで…。

受験生相手には念能力を使っちゃいけないルールがあるのだろうか?

うーんちょっと苦しい…。

 

と考えていくと、やっぱり彼だけはその後の展開に矛盾する存在だったりする。

(ちなみに彼を他のトリックタワーに登場する囚人と同じ立場と思っている人もいるようだが、囚人は試験官ではなく、「試練官」なので別物だろう)

「HUNTER×HUNTER」ハンター試験編の総評

拙者はちょうどハンター試験編が終わった頃に読み始めたのだが、ここが面白かったからこそ、未だに読んでいる。

最初から他の少年マンガとは雰囲気が違い、かなり引き込まれたのを覚えている。

まだ読んでいない人はできれば最初から読むのがおすすめ。

 

得点:81/100

最近は休載ばかりが話題になるが、この頃は週刊連載で真面目に描いていた。

それでこのクオリティを維持していたと考えるとその方が驚きだと思う。

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