【HUNTER×HUNTER レビュー】天空闘技場編にみるゴンキルアの格差と師匠戦争

【HUNTER×HUNTER レビュー】天空闘技場編にみるゴンキルアの格差と師匠戦争

「HUNTER×HUNTER」レビュー第2回目。

今回は第5巻後半~第7巻までの天空闘技場編について書いてみるでござる。

 

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「HUNTER×HUNTER」天空闘技場編の基本情報

タイトル(商品名):HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)
作者:冨樫義博
掲載紙:週刊少年ジャンプ
掲載期間:1998年~連載中

 

天空闘技場編は、コミックス第5巻後半~第7巻までお話。

厳密に言えば5巻後半は「ゾルディック家編」みたいな感じなのだが、短いし当サイトでは便宜上、「天空闘技場編」と一緒に扱うことにする。

天空闘技場編あらすじ

ハンター試験後、キルアを家族から連れ出そうとゾルディック家のあるククルーマウンテンに向かうゴン、クラピカ、レオリオ。

しかし、ゾルディック家は有名な暗殺一家。

門をくぐるのさえ困難な屋敷となっていた。

一方その頃、キルアは一足先に自宅に戻り、兄ミルキに拷問を受けていたが、ゴン達が来たのを知り、父シルバと「仲間を裏切らない」と約束し、家を出ることにする。

 

HUNTER×HUNTER 第5巻より

 

無事にキルアと合流したゴン、クラピカ、レオリオはヨークシンでの再開を約束し一旦解散。

キルアとゴンは、ゴンがハンター試験でヒソカに作った借りを返すため、天空闘技場で修行をすることにする。

そこにはゴン・キルアと同じ子どもの武道家ズシとその師匠ウイングがいた…。

 

天空闘技場編で、ハンター達の力の元とも言える念能力が初登場。

天空闘技場編はある意味、念能力のお披露目とルール説明をするためのお話とも言える。

「HUNTER×HUNTER」天空闘技場編の評価・感想

ボコボコにされるゴン、チートのキルア

HUNTER×HUNTER 第5巻より

 

前回の記事でもゴンの命知らずっぷりについて書いたが、天空闘技場編においてもゴンは結構ボコボコにされている。

  • ゾルディック家ではカナリアに一方的に殴られる
  • 天空闘技場ではギド戦で”絶”を使い、重症を負う
  • ヒソカ戦でもボコボコに

このように念を覚えたてということもあって、ゴンはかなり頻繁にボコボコにされるが、一方で同じ時期に念を覚えることになるキルアは既にかなり強い。

 


HUNTER×HUNTER 第5巻より

 

ムチでしばかれても全然平気だし

 


HUNTER×HUNTER 第7巻より

 

電撃は効かないし

 


HUNTER×HUNTER 第7巻より

 

しまいには、念だけで言えば大分実力差があるはずのサダソを脅せるほどの実力。

 

というか、今後もキメラアント編までキルアが決定的にピンチになるシーンはほとんどない。

そして、強いだけでなくゴンと違って分析力もある(というか、時に読者目線でないと分からないであろうことまで推測したりする)。

 

このチート級のキルアの強さは、ゴンの成長を際立たせるための設定なのかなと個人的に思っていたりするが、いつかゴンがキルアを追い越す日は来るのだろうか?

ちなみに最新話の時点でもまだゴンは全然キルアに追い付いてない気がする…。

ウイング&ズシとの出会いはたまたまか?

HUNTER×HUNTER 第6巻より

 

ゴンとキルアが天空闘技場で出会う念を使える少年ズシ、そしてその師匠のウイング。

彼らは当初ゴン達とたまたま出会ったように描かれていたが、「念の習得」が裏ハンター試験であったことが後に明らかとなる。

 

とすれば、ウイング達はゴンに最初会ったのもたまたまではなく、仕組まれたものだったのだろうか?

試験中にずっと受験者のあとをつけられる人もいるのだから、合格者の足取りを追いかけるスタッフがいてもおかしくはない。

 

だからもちろん、計画的に念を教える試験官を送りこんだとも考えられるが、それにしては最初に出会った時のウイングの教える気ゼロな感じは引っかかる。

何せ、方便である「燃」を使って煙に巻こうとしているのだ。

これも受験生を試す試験の一環なのか?

 

HUNTER×HUNTER 第6巻より

 

いや、燃を疑うことが試験の一環だとしたら、ウイングが自分でネタばらしする訳がない。

 

ウイングは最初出会った時点では、ゴン・キルアの事を協会に聞いていなかったんじゃないだろうか?

つまり、ゴン達たまたま出会い、その後近くにいるという理由で、協会に裏試験の試験官を頼まれた、という方がウイングの急な心変わりも納得できる気がする。

そして、もしも偶然ウイングと出会っていなかったら…。

ヒソカはなぜ2人をつけていた?

HUNTER×HUNTER 第6巻より

 

修行のために天空闘技場に来たゴン達だが、200階で待っていたのは修行の目的であるヒソカ本人。

ヒソカ曰く、わざと2人をつけてきたらしい。

ヒソカが2人をつけてきた目的は何だったのか?

 

ヒソカはご丁寧に念能力者が出現し始める200階でゴン達を待ち受けていた。

この事から察するに、目的はウイングと同じなのではないか?

つまり、ゴンキルアに念を教えるためにわざわざ天空闘技場までついてきた!という推測ができる。

実際にゴンとの試合では、自分の能力を使って念の解説をしたりもしているし、この点についてはほぼ間違いないように思う。

 

HUNTER×HUNTER 第7巻より

 

だからもし、ウイングが天空闘技場に来ていなかったら、ヒソカが念を教える展開になっていたのかもしれない。

でも、もしヒソカが教えることになっていたらどうなっていたのだろう。

無理矢理起こすことは確定としても、四大行とかの修行をご丁寧につけてくれるとは思えない…。

総評

天空闘技場編は、「HUTER×HUNTER」の中では割としっかりバトルが描かれ、少年漫画らしい展開になっている。

特にヒソカvsカストロ戦は、初めての念の実力者同士の戦いであり、天空闘技場編では一番の見どころだ。

 

得点:67/100

とは言え、全編通してみるとやや地味なパートではある。

今後念能力の話を膨らますための、ながーいルール説明っぽい側面もあるので重要な話であるのは間違いないが。

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