【HUNTER×HUNTER 感想】選挙編に見るキルアが念能力を知らなかった理由

【HUNTER×HUNTER 感想】選挙編に見るキルアが念能力を知らなかった理由

「HUNTER×HUNTER」再開記念レビューもこれで最後。

今回は「選挙編(アルカ編)」について書いてみるでござる。

 

Advertisement

「HUNTER×HUNTER」選挙編の基本情報

タイトル(商品名):HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)
作者:冨樫義博
掲載紙:週刊少年ジャンプ
掲載期間:1998年~連載中

 

「蟻編」の後日談でもあり、現在連載中の「暗黒大陸編」の導入にもなっている幕間エピソード。

単行本にすると30巻の終わり~32巻途中までと、蟻編に比べてかなり短め。

ただ、ゴンの父親が本格的に登場したり、レオリオが久々に登場するなど短いながらも濃い内容となっている。

選挙編のあらすじ

HUNTER×HUNTER 第30巻より

 

キメラアントの王との戦いで自爆し、命を落としたハンター協会のネテロ会長。

会長のお気に入りハンターで構成された、「十二支ん」は、ネテロが残した遺言テープに従って、次期ハンター協会会長選挙を行うことにする。

ネテロから出された条件はハンター全員による投票で、投票率95%未満なら無効再選挙というもの。

その条件を達成するための選挙方法には、ジンの提案が採用されることになった。

 

HUNTER×HUNTER 第32巻より

↑重症のゴンの手

 

一方、ネフェルピトーを倒したものの、強い制約と誓約により瀕死の重体となったゴン。

医療でも除念師でも治せないほど重体のゴンを治すため、キルアはゾルディック家へ戻り、妹のアルカを連れ出そうとする…。

 

「HUNTER×HUNTER」選挙編の評価・感想

選挙の駆け引きはバトルよりも面白い

HUNTER×HUNTER 第30巻より

 

選挙編では十二支んやレオリオが関わる選挙の様子と、キルア vs イルミ vs シルバ達の家族内指令(インナーミッション)の様子が交互に展開する。

選挙編ではヒソカ vs ゴトーくらいいかしっかりしたバトルは描かれないが、選挙の駆け引きなどの頭脳バトルが結構面白い。

 

自分に不利な条件でも簡単に飲んだりして真意が見えにくいパリストン、冷静な分析力でパリストンを論理的に追い込もうとするチードルミザイストム、そしてそれを外側から眺めながらもやっぱり何考えてるか分からないジン、そして何も分からないまま巻き込まれていくレオリオ

ハンター協会の権力争いに巻き込まれるレオリオは、実際に現実でもありそうな感じでやけにリアルだった。

 

HUNTER×HUNTER 第32巻より

 

それにしても、どのハンターからも信頼されているビーンズって何者なんだろう…?

協会事務方の最高責任者だと思うが、そもそも人間なのかどうかも謎だ。

キルアよりもまだイルミの方が上?

HUNTER×HUNTER 第31巻より

 

家庭内指令では主にアルカをゴンのところに連れていきたいキルアとアルカを殺したいイルミ(&ヒソカ)との戦いが描かれる。

神速を覚えたことで、一時的にユピーを圧倒するなどかなり強くなったはずのキルアだが、未だにイルミにはビビっている様子でやっぱり戦闘シーンは無かった。

針を埋め込まれていたトラウマ故だろうか?

それとも実力的にもまだまだ遠く及ばないのだろうか?

 

話は変わるが、ゾルディック家でも才能はピカイチと言われるキルアが、カルトでさえ習得している念能力を知らなかったのはイルミに逆らえないようにするためだったのかな~なんて今更思ったりもする。

イルミがキルアのハンター試験を不合格にさせたのも、念能力に触れさせないためだったとすれば納得がいく。

アルカの能力&ゴンとジンの再会に納得できるかどうか

HUNTER×HUNTER 第32巻より

 

選挙編はぶっちゃけ、あまり評価が良くない。

一番の理由は、アルカの能力の秘密だろう。

蟻編に続き、今回もゴンを治すための能力もかなり力押し(何でもあり)だったことで、落胆した読者も多かったはず。

拙者も「最初にアルカの危険性をあれほど煽っておいてそのオチは…」と少々がっかりしたのを覚えている。

 

HUNTER×HUNTER 第32巻より

 

そして、「ジンを見つける」というゴンの最初からの目的も、ここでかなりあっさりと達成されることになる。

ゴンが特に何かしたということもなく、見つけてしまう展開は「感動の再会」を期待していた読者には拍子抜けするかもしれない。

ただ、「大切なものはほしいものより先に来た」というジンのセリフに当てはめれば、キルアなど大切な仲間に会ったゴンにとって、ジンと会うのは既におまけみたいなものだったのかもしれない。

総評

選挙パートは面白いけど、家庭内指令はオチを含めちょっと微妙に感じた。

まぁ蟻編と暗黒大陸編を繋ぐための話なので、これはこれでいいのかもしれないが。

 

得点:62/100

という訳で今回で「HUNTER×HUNTER」の感想記事はいったん終了でござる。

連載終了 or 暗黒大陸編終了でまた書いてみる予定(いつになるやら…)。

 

HUNTER×HUNTER 第32巻より

 

現在連載中の暗黒大陸編は、更にスケールが大きな話になり、久々にクラピカも登場!

34巻では、ヒソカ vs クロロという待ち望んだ対決も収録されるでござるよ。

ゴンやキルアは今のところ話に入ってこれる感じがしないが、ジャイロや兵隊蟻5000匹なんかが絡んでくるのだろうか…?

その他レビューカテゴリの最新記事