【魔女と百騎兵 評価】面白い部分もあるがやや粗も目立つアクションRPG

【魔女と百騎兵 評価】面白い部分もあるがやや粗も目立つアクションRPG

今回レビューするのはPS4の「魔女と百騎兵 Revival」というゲームでござる。

可愛らしいキャラクターとそれに似つかわしくないストーリーが魅力のアクションRPGでござるよ。

 

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「魔女と百騎兵 Revival」の基本情報

タイトル(商品名):魔女と百騎兵 Revival(まじょとひゃっきへい りばいばる)
機種:PlayStation4
ジャンル:ダークファンタジー・アクションRPG
メーカー:日本一ソフトウェア
価格:7,344円

 

2017年6月現在、フリープレイとして配信中。

本作は2013年にPS3で発売された「魔女と百騎兵」のリメイク版。

本編はそのままに「幻影の塔」という新要素が追加されたり、グラフィックが向上している。

 


最後に待ち構えるボスを倒すとストーリーが進行する

 

ゲームは見下ろし視点のアクションRPG

キャラクター同士の会話イベントから新たに行けるダンジョンが開放され、ダンジョンを探索して最後に待ち構えるボスを倒すと次のストーリーが展開する、というのが基本的な流れとなる。

ウィズ系のようなダンジョン探索型のゲームに、ローグ系のアイテム収集要素など様々なゲームの良いとこ取りしたようなシステムとなっており、単純なようで結構複雑なゲーム。

 


左上に表示されている数字がギガカロリー

 

特にダンジョンの探索で重要になるのが「ギガカロリー」というシステムだ。

「ギガカロリー」は99からカウントして0になると能力低下するというシステムで、これが探索の時間制限のような役割となっている。

ギガカロリーの減少の早さは一定ではなく(未開の土地の探索や体力減少時などは消費が早くなる)、死亡することでもギガカロリーは大量に減ってしまう。

 

ギガカロリーはアイテム使用や、敵を捕食することで回復できるが、アイテムは入手機会がそれほど多くなく、捕食には持ち帰るアイテム欄を圧迫するという制限があるため、特に初期の頃にこれらを使いまくるのは難しい。

ダンジョン内にある「ピラー」と呼ばれる中継地点から、いつでも本拠地に帰還できるため、ギガカロリーが無くなる前に一度脱出し、何度かダンジョンと本拠地を往復して探索を進めていくのが基本となる。

ちなみに百騎兵の経験値もダンジョンを抜けた時に清算され、レベルアップする(ダンジョン内にいる限りレベルアップしない)。

 

戦闘では、1セットに5個まで登録できる武器で、次々と連続攻撃を繰り出していく。

同じ武器でも何個目にセットするかでアクションの内容が変わったりもする。

武器には斬撃、魔撃、打撃の3種類の属性があり、敵によってはいずれかに耐性を持っていることもあるため、全ての属性の武器を上手く使いこなしていく必要がある。

他にも攻撃方法はかなり沢山あるが、一気に覚えていくのはなかなか大変だし、全く使わないような攻撃方法なんかもあったりするので、実際にプレイしながら覚えていくほうが手っ取り早いと思う。

 

本作の主人公は「百騎兵」と呼ばれる使い魔だが、このキャラクターはほぼ自分の意志がなく、ストーリーでは主人である「沼の魔女メタリカ」が実質的な主人公。

余命が100日であることを知ったメタリカは、自分の名を世に知らしめるために百騎兵を使って沼を勢力を広げていく、というストーリーとなっている。

可愛い女性キャラクターが多くギャルゲーっぽくも見えるが、ほのぼのした話を想像するとびっくりするかも…。

「魔女と百騎兵 Revival」の評価・感想

ゲーム状況
プレイ時間:35~40時間
クリア: 済
バージョン:1.00
導入DLC:なし

 

「ストーリーが面白い」とネットでの評判を見たため、バッドエンド(実質的な真エンド)までクリア。

思ったよりかなり長かった…。

ゲーム自体の難易度は低い


□連打でほぼ進めてしまうのはちょっと…

 

アクションRPGではあるが、アクション要素はあまり強くなく、どちらかといえばRPGがメイン。

やれることは多いが、アクションの判定はガバガバだったり、使えるものは限られているので過剰な期待は禁物だ。

アクション自体も簡単なので雑魚的や序盤のボスは、ある程度□ボタン連打でも進めてしまう。

後半は結構厳しいボスもいるが、そういう敵は戦術トーチカを使うことでかなり有利に戦えるはずだ。

 

一方のRPG部分についても割と簡単な部類だと思う。

ギガカロリーによる探索の時間制限については、中盤以降は捕食を使いゴミアイテムを削除することでデメリットなく使うことができ、1回で踏破率100%にすることも簡単になってくる。

「目当ての武器が出るかどうか」という部分だけは運が絡んでくるが、斬撃・魔撃・打撃のセットをそれぞれ用意して進めば拙者はそこまで苦労する部分はなかった。

粗も目立つデキ


邪魔なオブジェクトが多すぎる…

 

本作は楽しめる人もいるだろうな~という作品であることには違いないが、粗も目立つ。

ここでは拙者が気になった点を3つほど挙げる(本当はもっとあるけど)。

視界が悪い

まず、最大の欠点と言えるのが視界の悪さ。

見下ろし視点なのに、キャラクターの上に木などの障害物が覆いかぶさってしまったりする部分が本当に多い。

これはわざとやっているとしか思えない作りなのだが、アクションRPGにおいて、見えない場所でボコボコにされるというのは、何一つ面白くなく、ただただイライラするだけである。

洋ゲーには見下ろし視点のゲームが多いがここまで視界の悪いゲームは出会った事がない。

武器がすぐ使えなくなる

また、武器は章ごとに新しいものが登場するのだが、1つ下のグレードの武器はほとんど使いものにならなくなってしまうことが多く、せっかくレジェンダリーなどの武器を取っても、長く使えないのが残念。

せっかく刀剣カテゴリーでも斬撃・魔撃・打撃のものがあったりするのだから、章ごとに武器を強くするのではなく、せめて幕ごとくらいで強さの統一をしてほしかったなぁと思う。

章が始まるごとに新しい武器を集めるのは正直めんどくさかった。

操作性がイマイチ

百騎兵の行動は

  • □=セットしている武器で攻撃
  • △=AP攻撃
  • ×=ジャンプ(+Lスティックでダッシュ)
  • ○=採取や決定ボタン
  • L1+□=戦術トーチカ
  • L1+△=カオスリバレーション
  • L1+○=ファセットチェンジ
  • R1押しっぱなし=敵をロックオン
  • R1+△=捕食
  • タッチパッド左=アイテム使用
  • タッチパッド右=戦術トーチカ選択

とこれだけある。

 

これ、ちょっと詰め込みすぎじゃないかと思うのだが…。

この行動が多すぎる弊害で、操作性はイマイチだった。

咄嗟にアイテムを使いたい時に戦術トーチカ選択になってしまったり、慣れていない頃には操作ミスでカオスリバレーションを発動して取り返しつかなくなったり…。

L1ボタンとボタンの組み合わせもたまにL1が反応せず、通常攻撃などが暴発することもあった。

特にアイテムと戦術トーチカ選択は慣れてからもアイテム・戦術トーチカの開け分けが難しく、間違えて開いてしまった場合、一旦×でキャンセルしなければならないため、ボス戦などの忙しい時には結構イライラした。

ストーリーはけっこうエグイ


メタリカをはじめ、登場人物は結構口が悪い

 

ネットでは評判の良いストーリーだが、このストーリーは決して万人受けする内容ではないと思う。

序盤ではメタリカの無茶苦茶な言動にイライラする人もいるかもしれないし、後半は結構エグいストーリーになってくる。

洋ゲーのように直接的なグロ表現はもちろんないが、テキストと効果音でやけに想像を掻き立てられ、ある意味直接なグロよりも気持ち悪いと思う人もいるかもしれない。

 

拙者は個人的にこれだけ突き抜けたストーリーは新鮮だったのでそれなりに楽しめたが、最初にトゥルーエンド(実質的なバッドエンド)でクリアした時には、ボカーンとなった(笑)

可愛いキャラがキャッキャウフフするようなのを期待しているのなら、プレイしない方が良いと思う…。

総評

なんだかんだ最後までプレイしたし、これを面白いという人がいるのも納得できる。

でも視界の悪さやアクションの薄さが個人的にはあと一歩だと思った。

あと、コントローラーから出る百騎兵の声がかなり耳触り…。

 

得点:47/100

フリープレイでダウンロードするなら長く遊べてかなりお得。

だが、7,000円以上もするフルプライスでの購入はちょっともったいないでござろうな…。

 

下は4章のボス戦動画でござる。

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