今回紹介するのは「バウンド:王国の欠片」というPS4ゲームでござる。
バレエダンサーのような動きをするお姫様が活躍する不思議な感覚のアクションゲームでござるよ。
「バウンド:王国の欠片」の基本情報
タイトル(商品名):バウンド:王国の欠片
機種:PlayStation4(PS VR対応)
ジャンル:アクションアドベンチャー
メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
価格:2,160円
2017年9月のフリープレイとして配信中。
PS VRにも対応したアクションアドベンチャーゲーム。
本作は大きく分けて3つのパートで構成されている。
1つは妊婦さんパート。
ゲーム開始はこの妊婦さんが車で海にやってくるところから始まる。
このパートではほとんどゲーム性はなく、妊婦さんがストーリーテラーのような役割をしていることが分かる。
2つ目はメインとなるお姫様パート。
妊婦さんが見ている手帳(?)に書かれている世界で、独特な風貌と動きをするお姫様を操り、これまた不思議な世界を旅する。
巨大な敵を倒すのが目的らしいが、この姫様は結構ビビリでもある。
3つ目は少女パート。
ゲームパートでステージクリアをすると、ある少女とその家族の一場面を見ることができる。
この場面が何を意味するのかを探るのもこのゲームの目的と言えるかもしれない。
ゲームは2つ目のお姫様パートがメインで、残りの2つのパートはストーリーに関わってくる。
お姫様パートでは3Dで描かれた、色とりどりの世界を探索していくことになるのだが、お姫様の動きが全てバレエのような動きになっており、少々独特なアクションを楽しむことができる。
落下以外でゲームオーバーはなく、落下した場合もすぐに近くから復帰することができる。
「バウンド:王国の欠片」の評価・感想
ゲーム状況
プレイ時間:3時間
クリア: 済
バージョン:1.03
導入DLC:なし
1度クリア済み。
PS VRはないため、普通にTV画面でプレイ。
2つのエンディングが用意されている…のかな?
心地よすぎて眠くなる
本作はアクションアドベンチャーというジャンルにも関わらず、「プレイ中に眠くなる」という不思議なゲームである。
世界はポリゴンの塊のような形で表現されているが毒っぽい要素はなく、しかもお姫様の動き1つ1つが妙に綺麗なので、見ているとリラックス効果があるのか、めちゃくちゃ眠くなるのだ。
特に2つ上の画像のようにリボンを振り回すアクション(R2ボタン)の綺麗さは必見。
最初このキャラクターを操作し始めた時には「このゲームの製作者、面白いゲームを追い求めるあまり、精神的におかしくなったんじゃないだろうか」と割と本気で思った。
謎のバレエの動き・お姫様の会話・お姫様の衣装、全てが意味不明すぎるのだ。
だが、慣れてくるとそのすべてが美しく見えてくるから不思議だ。
でもやっぱり事前知識がないと意味不明
ただ、ストーリー的には事前知識なしで始めるとちんぷんかんぷんのまま終わってしまう可能性も高い。
私の場合は最後の最後でやっとなんとなくどういう話だか理解した感じだった。
本作の大まかな筋書きとしては、要するに最初に登場する妊婦さんの少女時代のトラウマを1枚1枚克服していくゲームってことらしい。
「なぜお姫様がバレエの動きをするのか?」とか、「お姫様が声がかすれたような変な声で会話するのはなぜ?」とかそういう点については最後まで良く分からなかったし、お姫様の存在自体もなんだかよく分からなかったけど。
クリアまで数時間、だが最後まで行けるかどうか…
本作はボリュームは少なめで3時間もあれば充分クリアできるボリュームである。
しかし、上でも書いたように眠気が来るし、ハッと目が覚めるようなシーンもない。
真相を知ったところで、ふーん…という感じなので、数時間でクリアできるとは言え、最後までプレイするのは結構苦痛だったりする。
PS VRでプレイすると印象が変わる可能性もゼロではないが、個人的にはプレイする価値はほとんどないかな…と思う。
総評
特に何も考えず綺麗な映像を見たい、快眠したいという方はやってみる価値があるかもしれない。
でもゲームとしての面白さはほとんどないと思う。
得点:4/100
基本的にオススメできないでござる。
2,160円という価格も強気すぎてね…。
気になる人はPSプラスでダウンロードした方がいいでござろうな。
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