【BEYOND: Two Souls 評価】QTEが分かりづらいが、一気に最後まで遊べるアドベンチャー

【BEYOND: Two Souls 評価】QTEが分かりづらいが、一気に最後まで遊べるアドベンチャー

今回紹介するのはPS4の「BEYOND: Two Souls」というソフトでござる。

生まれつき超能力を持った少女の数奇な運命を描くアドベンチャーゲームでござるよ。

 

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「BEYOND: Two Souls」の基本情報

タイトル(商品名):BEYOND: Two Souls
機種:PlayStation4
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
価格:3,400円(ダウンロード版)

 

2018年11月現在、フリープレイとして配信中。

 

生まれつき特殊な能力を持つ少女、ジョディの半生を描いたアドベンチャーゲーム。

開発は「HEAVY RAIN 心の軋むとき」と同じ、フランスのゲーム会社Quantic Dream(クアンティック・ドリーム)だ

元々PS3で2013年に発売したゲームだが、「HEAVY RAIN」同様に圧倒的なグラフィックや映画さながらの物語性、連続するQTEによるドキドキ感の演出などで高い評価を得ている。

 


その特殊な能力に目を付けられCIAで働かされるジョディ

 

ストーリーは主人公ジョディの半生で起こったエピソードを断片的に追体験していく。

ジョディには「エイデン」という霊体が常についており、霊体と交信できる体質のために他の悪霊などに襲われる、周りの人に気持ち悪がられる、など様々な不幸を背負ってきた少女。

一方エイデンに力を借りることで、遠くにあるものを自由に動かしたり、他人を操って自由に動かしたり、銃弾を弾くシールドを張ったり、傷を癒したり、物から記憶を読み取るなど割と何でもアリな超能力を持っており、能力を活用しながら苦難な人生を乗り越えていく。

 


エイデン操作時には霊体となって遠くのものを探したり、人を操るなど様々な特殊能力を活用して道を切り開いていく

 

本作はオリジナルのエピソード順(時系列バラバラ)でプレイすることも、時系列順にプレイすることも可能。

エピソードが終了するごとに、そのエピソードでどのような選択をしたかが表示され、選択によってはエンディングに影響するものもあるようだ。

他のプレイヤーがどの選択をしたかという割合も確認できる。

 


エイデンの能力によって赤いオーラの敵はエイデン操作で絞め殺せ、オレンジのオーラの敵は操ることができる

 

物を取る、ドアを開けるなどの動作もコマンド操作を必要とするのが、「HEAVY RAIN」からの特徴で、物語に参加できる演出であるが、前作は操作が結構難しい面もあったためか、今回は操作が少し単純化されている。

ただ、本作ではプレイヤーが「エイデン」役を担当しており、物語に参加している感覚は損なわれていない。

「BEYOND: Two Souls」の評価・感想

ゲーム状況
プレイ時間:10時間
クリア:済
バージョン:1.00
導入DLC:なし

 

1周クリア済み。

これからネガティブなことも書くが、何だかんだで最後まで一気に楽しめた。

QTEは簡略化されているが逆に分かりづらい点も


戦闘時のQTEは分かりにくい、この場面はRスティックを←に倒すのが正解

 

「HEAVY RAIN」から簡略化されたQTEはボタン操作は確かに簡単になった。

しかし、戦闘シーンなどでスローになった時にRスティックで行うQTEはかなり分かりにくい。

これはジョディが体重移動する方向にRスティックを倒すというものだが、移動しようとしている方向が分かりにくいのだ。

このRスティックによるQTEは画面にどっちに倒すか指示も出ないため、拙者はかなりミスした。

 

これでゲームオーバーになったりなどはなかったものの、「えー、こっちじゃないの?」と思うシーンは何度もあり、結構ストレスだった。

これなら、ボタン操作同様にナビを表示してくれてた方が個人的に良かったと思う。

 

Rスティック以外のボタン操作や、ジャイロセンサーによる操作は前作から大分簡単になっており、特にジャイロセンサーは前作より感度が良くなり操作しやすくなっていたと思う。

圧倒的なグラフィックは健在


グラフィックは現在でも充分通用するレベル

 

PS3時代の作品とは思えないほどにグラフィックは凄い。

そのグラフィックによってまるで映画を見ているような感覚になり、操作をしていくうちに自分自身がその映画に入り込んだような感覚になっていく。

拙者は特にグラフィックが命というタイプでもないが、本作がグラフィックの凄さによって力技で説得力を持たることに成功しているのは間違いないと思う。

単純なQTEでもいつの間にかついつい手に力がこもってしまう。

これは映画でなく、ゲームだからこそできることだ。

 

それだけに主人公の女の子があんまり可愛くないのは少し残念

まぁ洋ゲーだし、仕方ないね。

ストーリーはあまり救いがない


ジュディの周りには悪い人も沢山いる、誰を信じて良いのか悩むところ…

 

本作はジュディの人生のエピソードを断片的に見ていく形になるが、ジョディの不幸エピソードが序盤は次々と展開されていく。

日本で言えば昔の野島伸司脚本ドラマのようだ。

親に捨てられて研究所で自由を奪われ、外に出ればイジメや強姦未遂に遭う、そして最終的に国から追われてホームレスに…。

この時点であまり可愛くないとはいえちょっとは良い結末を期待したくなる。

 

最終的にジョディは国を救うような活躍をし一応ハッピーエンドっぽく綺麗に終わっているが、その未来は決して幸福ではなく、最後まで救いのない話になっている。

結局本作は、「世界の終わりの始まり」を描いているに過ぎないのだ。

確か前作「HEAVY RAIN」もあまりスッキリしない終わり方だったが、これはフランスというお国柄ゆえだろうか。

実際に現実でこういう「兵器」が登場したら…と想像するとゾッとする。

総評

あまりダレることもなく、最後まで一気に楽しめた良質なアドベンチャー作品。

「HEAVY RAIN」と大きくシステム等は変わりないので、どちらを選ぶかは話のあらすじを読んで好みな方を選ぶといいだろう。

 

得点:72/100

個人的には「HEAVY RAIN」の方が好きでござるかな~?(そこまで差はないけど)

PS4で今年発売した「Detroit: Become Human」もかなり評判良さげだし、この会社のアドベンチャーはこれからも要チェックだと思う。

 

PS Storeで「BEYOND: Two Souls」を見てみる

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