【フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと 評価】短いながらも満足度が高いAVG

【フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと 評価】短いながらも満足度が高いAVG

今回紹介するのはPS4の「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」というソフトでござる。

フィンチ家の人々の死を追体験するアドベンチャーゲームでござるよ。

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「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」の基本情報

タイトル(商品名):フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと
機種: PlayStation4
ジャンル: アドベンチャー
メーカー: Annapurna Interactive
価格:2,200円

2019年4月のフリープレイとして配信中。

1人称視点のアドベンチャーゲームで、フィンチ家の屋敷で起こった数々の不幸な死を追体験していくゲームだ。

外観からしてヤバすぎるフィンチ家

フィンチ家の最後の生き残りエディスは、母の死後、昔住んでいたフィンチ家にやってくる。

母に託された鍵を持って。

エディスはフィンチ家で起きた奇妙な死の数々の真相を探るべく、奇妙な形のフィンチ家をくまなく探索していくことになる。

行く先や注目すべき場所を教えてくれるようにテキストが表示される

テキストを読み進めていくタイプのアドベンチャーだが、キャラクターは自由に動かせ、テキストは壁や廊下に表示されるという他のゲームにない形を取っている。

このテキストは次にどこに進むべきかのヒントにもなっており、テキストを追って進めばそれほど迷うことなく物語を追える。

また、仕掛けを動かせる部分は白く光っており、R2ボタンで反応するようになっている。

(本を開く場合にはR2ボタンで本に手をかけ、Lスティックを横に倒すことでページをめくる動作を取る)

フクロウになってウサギ狩りをするシーンも

作中ではエディスを操作して家の中を探索するパートと、死んでいったキャラクターを操作するパートに分かれている。

死んでいったキャラクターの追体験パートはそれぞれのキャラ毎に演出がガラッと変化し、時には動物を操作したり、RPGのキャラクターになったりして1つ1つのエピソードを印象深いものにしている。

「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」の評価・感想

ゲーム状況
プレイ時間:2時間
クリア:済 
バージョン: 1.01
導入DLC:なし

1周2時間もかからずクリアできる。

拙者の場合、最初にとある場所で詰んでしまったので、2時間ちょっとでのクリアとなった。

最後までダレずに遊べる満足感の高い映画のような作品

フィンチ家の部屋の多くはドアが開けられず、覗き穴が取り付けられている

当ブログでこの作品と同じような一人称視点のアドベンチャーはこれまで「Gone Home」「Everybody’s Gone to the Rapture –幸福な消失–」を紹介してきた。

それぞれの記事を読んでもらえばわかるが、評価はかなり低い。

これは「別にゲームである必要がないんじゃない?」という風に思ってしまうことに由来している。

「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」もゲームシステム的な面で見れば、これらの作品と大差ない。

「Gone Home」のような謎解きらしいものもなく、ただ作品の流れを追い続けるだけである。

でもこれは、ぶっちゃけ面白かった…。

最初から最後までぶっ続けでプレイできるボリューム、探索や移動でダレることなく適度に挟まれるテキスト、そして物語の不思議で奇妙な展開。

これらが組み合わさって、ゲームというよりも、映画を1本真剣に見たかのような満足感を得た。

これまでの一人称アドベンチャーで書いてきた通り、ゲームとしては面白くないのは確か。

2週目やろうとは思わないが、好きな映画のDVDを購入するのと同じ感覚で、ずっと手元に置いておきたい作品だと思った。

エンディングは多分、賛否両論

死の追体験をするごとに、手帳にそれぞれのキャラクターが記されていく

ネタバレは伏せるが、エンディングは多分、賛否両論だと思う。

個人的には最初「え?終わり?」と茫然としてしまった。

なぜなら、拙者が知りたい方の秘密は全く明らかにされず、別のどんでん返しを放り込まれてしまったから。

でもよくよく考えると、全て明らかにされてしまっても真実があっさりしてると醒めるし、こういう作品は奇妙なままで終わるのがいいのかも…とも思える。

何はともあれ、クリア後に良い意味でも悪い意味でもモヤモヤを残す作品であることは確かだ。

意図しない行動で詰む箇所がある

ここを左に行くと詰む…

残念な点としては、何らかの理由でルートから外れてしまうと、詰んでしまうことが挙げられる。

本作では秘密の抜け道を見つけて進んでいく形を取っているが、この秘密の抜け道は1度しか使えず、もし道を外れてしまった場合、元のルートに戻れなくなってしまうのだ。

こうなると、もう最初からやり直すしかなくなってしまう。

拙者は最初のプレイでこの状況に陥り(カルビンのイベントから次の部屋に向かう途中で横道から出てしまった)、どうしようもなくなって最初からやり直す羽目になった。

一本道を目指すならこのような抜け道を完全に塞いでおくべきだし、抜けられるなら戻れる道も用意しておく、それがゲームだ。

この部分は面白い作品なだけに少し残念だった。

総評

前情報なしでゲームを起動した時は、「またこういうゲームか…」と思ったが、結果としてかなり面白かった。

ただ、プレイヤーが介入してストーリーを変えられるというようなゲーム性はなく、1周したら充分なので2,200円に見合うかどうかは微妙なところ。

もちろん、フリプなら余裕で元は取れる。

  得点:42/100

点数低めに見えるかもしれないが、一人称AVGではこれまでで最高得点でござる。

ストーリー重視の雰囲気ゲームを探している人にはぴったりなソフトでござるよ。

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